リスタート
こんにちは。
ご報告なのですが、
昨日2016/07/21をもちまして
2年と数ヶ月携わったお仕事を終了とし、
最後の出社を行いました。
前職は経営コンサルタントで、大学院を出た後新卒で入りました。
新人研修の一環でプロジェクトに入り、某大企業の取締役はじめ役員たちの前で準備してきたプレゼンテーションするという営みは非常にエキサイティングでした。
就職後、仕事をしながらではありますが、たまたま生徒を持つ機会がありました。
僕は大学時代〜大学院の6年ほど塾を作って生徒の指導をしていたことがあります。そんなときと同じように少ないながらも何人かの指導を行いました。
で、これがとても楽しかったんですね。
今の仕事もまぁ楽しいけれど、教えてるときの楽しさや感動や驚嘆といったら他では味わえないものだと確信し、退職を決めました。
今後は某学習塾の講師として働きます。
東大・京大志望の文系の生徒を中心に指導をしていく予定です。
改めて、僕が生徒への指導について思ってることを確認したいと思っています。
1. 受験勉強で身につけてほしいこと
これは、「努力は報われる」という信念を身につけてほしいということです。
10努力できれば10の成果が得られるような、そんな信念、信条を勉強の中で身につけてほしいと思っています。
何度か言及していますが、僕は数学が苦手で高校時代は必死で勉強しました。しかし結果は散々で、入学最初のテストは10/100点でクラスビリ2、以降勉強は継続しましたが3年間ほとんどの定期テストが赤点だったという悲しい結果になりました。
このとき思ったのは、「これだけやってできないのは、才能がないからではないか?」ということでした。これは果てしなく悲しい思考で、何をやっても無駄なんだ、とすべてに無気力になりうる怖さがあります。
見事第一志望の大学に落ちた後、浪人をして学習をやり直しました。
小学校の計算ドリルから始めて、中学校、高校の学習へと進んでいきました。5月の模試ではついに数学1A2Bで満点を取得し、全国1位となったのです。
僕の幸運は、努力は報われるんだ、ということがこの数学の事例から学べたことです。ここで会得した信念は、今後どんなに辛い状況でもきっと信じ続けられるものだと思います。過酷な状況でも、「あのときはあんなに辛い中頑張って努力して、それが正しく報われたんだ」と思えれば、また次への希望が湧いてきます。
受験勉強を教える立場にありながらこんなこと言うのもおかしいのですが、受験勉強ごときで自分の才能を否定するようなことはもう絶対にしてほしくないと思っています。
自分の実力をつぶさに見つめ、ほんのわずか背伸びした階段を一段ずつ昇ること以外に、成果が報われることはありません。
また新たに生徒を指導する仕事に就くに当たって、一番大事にしてきたものは、このことです。
引き続き何卒よろしくお願い致します。