英語ライティングセミナー
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2016-12-22 23:53:12 英語ライティングセミナー テーマ:自己学習 いいね!(2)
みなさん、こんばんは。
今日は、大学で英語ライティングセミナーというものが開催されたので参加してきました。
これは、現在我が大学が、スーパーグローバル大学というものを目指しているので、その一環として開催されたものです。
久しぶりに座学をみっちり受けて、やや疲れました。
トータル5時間くらい聴きっぱなしでしたが、 なんと、1回も寝ませんでした!凄い!
本当に、ためになったし、面白かったです。
なぜ面白かったか?
それは、私がまさに今、家庭教師の先生とやっていることが
そのまま講義の内容になっていたからです!!
いや~ちょっと感動しました。
だって、私がやっていることって、
中学と高校英語の復習+先生の英語という言語についてのレクチャーだけです。
セミナーでも、私の受けている授業でも、
基本的な事しか言っていなかいのですが、
今日のセミナーは、私のような研究者の卵にとって
本当にためになったので、私なりの解釈を加えて、
概要を皆さんと共有したいと思いました✨
*概要*
・英語論文をかく必要性 →結果がでた、学会で発表した。これでは、不十分。みんなが認める形式にして、誰もが読める状態で世の中に発信することが研究者としての義務
これは、本当にそうです。論文を書いて、投稿して、多くの人の目に留まって意見をもらうところまで行って初めて、研究に一区切りついたと言えるでしょう。
論文投稿するかしないかは、その人の状況や環境によって左右されるのかもしれませんが、 私は、研究者としての倫理観にも関わる問題だと思うので、自分が行った研究は、言い訳しないで、絶対に論文として仕上げるべきだと思っています。
・英語の構成に沿ってかく →日本語は起承転結、英語は起承(軽く結を含む)結。 転が入ると、ネイティブは混乱する。主張は明確に、話の軸をずらさない。
これは、日本人によくありがちな間違えのようです。 例えば、このブログの冒頭文。
(起) 今日は、大学で英語ライティングセミナーというものが開催されたので参加してきました。 (承) これは、現在我が大学が、スーパーグローバル大学というものを目指しているので、その一環として開催されたものです。 (転) 久しぶりに座学をみっちり受けて、やや疲れました。 (転) トータル5時間くらい聴きっぱなしでしたが、 なんと、1回も寝ませんでした!凄い! (結) 本当に、ためになったし、面白かったです。
日本語の書き方では、上の文章のようになります。
>久しぶりに座学をみっちり受けて、やや疲れました。 ↑だから? >トータル5時間くらい聴きっぱなしでしたが、 >なんと、1回も寝ませんでした!凄い! ↑なんの自慢なわけ?
これらの文章は、主張とは全く関係ないものです。 こんな全く関係ない文章がいきなり出現するので、ネイティブは混乱して、
「なんだこの支離滅裂な文章は?」 「関係ないことは書くな」
などと評価をし、
「こいつは意味不明な論文を書いている。Reject」
となる場合もあるそうです。
では、英語の書き方とは?
(起) 今日は、とても面白い英語のセミナーがあった。 ↑結論を軽くいっておく (承) このセミナーは、現在我が大学が目指しているスーパーグローバル大学の一環行事として開催されたものだ。 (結) 本当に、このセミナーは、ためになったし、面白かった。
こんな感じになります。
論文では、承の部分にもっと具体例や結果などをだして、本論として肉付けしていきます。
論文投稿後、査読者から
「ネイティブチェックを受けて投稿しなさい」
と、言われることが多々あります。本当に。
わざわざ高いお金を払ってネイティブチェックを受けた論文を投稿しているのにです。
これは、英語の構成がおかしいからです。
先生曰く、多少英文はおかしくても
英語の構成がきちんとしていれば、論文はアクセプトされる
とのことでした。
なるほど~。私の疑問がすっと解けました。
それくらい、英語の構成を学習するということは大切なんです。
なので、論文書く前に、自分の論文構成をしっかり立てて、
それから英文にしていくことが、超重要です。
・あいまいな表現は使用しない →日本人は、言葉を濁したがるが、それはネイティブをイライラさせるだけ。 主張は明確に述べるのが鉄則。
よく使ってしまうのが、mayやmightです。 私も使ってしまいます。
しかし、これらを使うということは、自分の主張に自信がないことを明確に表すことを意味します。
mayの可能性の確率は、50%です。
つまり、自分は論文でこういうことを主張するんだけど、
もしかしたら50%は違うかもしれないんだよねー(o´・∀・`o)テヘペロ
と、言っていることになります。
ナンセンスですね。論文なのに。
なので、はっきりと言い切る。ぼかさない。
これが大事です。
しかし、場合によっては、「だろう」と使いたい。
そんな時もあります。
その時に使用する動詞はこんなものがあるそうです。
be consistent with~ ~に矛盾しない be in agreement with~ ~と一致する be explained by~ ~で説明できる
なるほどって感じですね。
(先行研究でAさんやBさんたちの言っていることとは違うけど) Cさんの主張とは一致するよ、矛盾しないよ。 Cさんの理論を使えば説明つくよ。
そういう言い方をするのです。
私は実験系の研究なので、
ネガティブな結果になることは、多々あります。
そういう時は、この表現を使ってみようと思います。
本当は、ずばっと言い切れる結果がでればいいのですが。
なかなか難しいことが多いので、この言い回しを覚えておいて損はないでしょう。
・文章は短く!基本はSVO →1センテンスは20語以内にする。それ以上は理解できないと思え。
誰が書いても、1文が長いと、理解ができなくなるそうです。 1文に40語あると、理解度は20%ほどになるそうです。
なので、文書はなるべく短く書く!
そのために、SVOを意識して書くことが大事です。 つまり、受動態とか、複雑な文章はだめってことです。
SVOなら書ける気がしませんか? 中学英語ですからね。
難しい英作をする必要はないのです。
しかし、簡単な英作をするためには、文法が大切です。
文法は、分かったつもりになっていても、 意外と中学レベルの問題でも間違ったります。
そこまで遡って学習をやり直せるか、できないか
そこが大きな分かれ道になるのではないかと私は思っています。
そろそろ文字を打つのが疲れてきたので、ここまでとします。
セミナーの内容は、もっと盛沢山だったのですが、書ききれないので・・
詳しくは
「ポイントで学ぶ化学英語論文の書き方,小野義正著,丸善」
を読んでください。
私もこれ、買います!かなり詳しくかいてあるので、オススメです。
他にもたくさん参考書を紹介してもらったのですが、
全部書ききれないので、知りたい方はコメントやメッセージをいただければ、お伝えします~(^o^)
では、おやすみなさい~